サーフィンを始めて一番最初に感動した瞬間は？と聞かれたら僕は真っ先に
うねりからテイクオフした瞬間と答えます！
スープで初めて立てた時ではなくテイクオフした瞬間です。
あの瞬間は本当に体験した事のない物でとにかく感動しかなかったです。
大げさですかね笑 しかしあの瞬間を体験して今なおサーフィンを
続けている方々はこの気持ちわかっていただけると思います。
アウトのうねりで自ら選んだ波に自力で乗るという事はそれぐらい感動し
後のサーフィンに欠かせない物です。
うねりから乗らないとサーフィンは始まらない
ビギナーのうちはインサイドのスープでとにかく波に押されて滑る感覚を
覚えると思いますが、アウトに出て取る波とは根本的に違います。
アウトで取るのは崩れてくる前のうねりの状態の波。インサイドのスープは
波がブレイクしてしまった後の波。持っているパワーそのものが違います。
サーフィンの醍醐味は何と言ってもこのうねりのパワーをもらって波の上を
滑ることにあります。
タイミングはリレーのバトンタッチに似ている
アウトのうねりを取るコツはとにかくタイミングを合わせる事。
パドリングのスピード調整はこのタイミングを合わせるための物でただ単に
どんな波にも全力パドルでいくわけではありません。
別のテイクオフの記事で書いた全力でのパドルは、まだパドルスピードの無い
ビギナーさんの話でそこそこパドルが出来ていれば
いつもいつも全力で漕ぐ必要はありません。
むしろ海で見ていると少々サイズが上がった波になってくると
夢中でパドルしすぎて波の前に出てしまいパーリングやワイプアウトを
している方が結構多いです。
うねりでのタイミングの合わせ方は陸上のリレーのバトンパスに似ています。
テイクオフの瞬間は波のスピードと自分の進むスピードがほぼ同等になるので
ブレイクするポイントをよく観察してそのポイントへ合わせて自分を
加速させていく感覚が大事です。
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ノーズは下げずボードの水平を意識する！
これは僕も本当に悩まされたポイントでした。
とにかくテイクオフは上達の最優先事項だと思い色々なところで情報を
集めていたんですが大体どこにも ノーズは下げろ とか 顎をボードに押し付ける
とか板を波の斜面に合わせろ とあったのでとにかくノーズを下げるようにしていました。ところが上でも書いたように、波のサイズが上がるとパドルも必死で頑張ってしまいそれに加えてノーズを下げるわけですからそれはもうパーリングしまくりました笑
しかし海で上手な人のテイクオフを目の前で見ていると、どうも違う事に気づき出しました。ボードのノーズ側は波から水平に飛び出しているんですよね。
そして立ち上がる位置が僕よりリップに近かったんです。
それからというものテイクオフの瞬間まではとにかく板の水平を意識して
漕ぐ様にしました。
上手くいくと丁度ボードのバランス中心辺りに波が引っかかって
自分をわっしょいわっしょいと運んでくれる感覚があります。この時は
パドリングをやめてもうまくバランスが取れていれば板は失速しません。
この瞬間がよく言われるホバリングです。
そこから立ち上がると丁度スケートのランプへドロップする
直前の様な状態になります。
後は前脚に少し荷重してノーズを下げてやるだけで板は滑り出します。
ホレてくるような速い波はこの瞬間が物凄く短く同じ動作を起こすと
まず乗れないのでそれはまた別のテクニックが必要です。
動きの感覚を多く持つ事が大切！
テイクオフ養成マシンの記事ではノーズを下げながらそれをホールドして立つと
書いてあったのにここでは水平を意識とは矛盾してないか？？と思われそうですが
あの上目遣い方向へ身体を引き出す動きが出来なければ、波に押されながら尚且つ
失速しないでボードを水平に維持していく事は出来ないんです。
また波によってはノーズを下げて身体を前に引き出すあの動きが必要になってきます。
つまり安定してテイクオフするには身体が覚えていないといけない動作で、
海の上ではその感覚を臨機応変に使い分ける必要があるという事です。
考えてもみてください、相手はとんでもなく不規則な波ですよ笑
この動きさえすればどんな波でも絶対に取れる そんな動きは
僕自身は無いと思っています。
とにかく海ではいろいろな動きを試してみてください。
わざと思いっきり前に乗ってみたり後ろに乗ってみたり、手をつく位置を極端に
変えてみたり体勢を低く立ち上がってみたり棒立ちに立ってみたりなどなど。
必ず何か得る物があって、それがその後の自分のスタイルへつながっていきます。
ルックアップだけでもテイクオフは安定する！
アウトに出はじめて波を追いかけだした頃、僕はとにかく周囲の
サーファーに迷惑をかけない様に、なるべく前乗りもしない様に
とにかく顔を上げて視線をあちこちに向けていました。
テイクオフの際も同様でパーリングはたくさんしましたが(今もしてます笑い)
上で書いたホバリングしている際に周囲を確認するために顔を上げて
周りを見ていきたい方向を見るだけでもボードが安定してテイクオフが楽になります。
頭はいわばオモリですのでここが前後にフラフラしたり
恐怖心から視線が下がるとバランスがくずれパーリングとなります。
それがわかってくれば、
今度はそれを利用してバランスの修整が出来るというわけです。
簡単にすぐ試せるので是非やってみてくださいね☆
まだアウトに出るのが苦手な方は
こちらの記事をチェックしてみてください！↓
