ビギナーの頃はしょっちゅうワイプアウトして
波に巻かれる事があると思いますが、
海から上がって頭を振ると ちゃぷちゃぷ。。。 頭の中で音がする。
しばらくしてもチャプチャプ、そして下を向くと
鼻から水がばしゃばしゃ出る。
そんな経験している方多いかと思います。
僕も波に巻かれるとしょっちゅうちゃぷちゃぷ頭の中でいっていました。
実はこの水、放っておくと厄介なことになりますので
今回はこの水のことを書こうと思います。
急性副鼻腔炎の原因になる！
まずこの鼻から入った水がどこに入っているかと言うと、
鼻の奥にある副鼻腔という
空洞部分、その部分でも上顎洞と呼ばれる空洞に入っています。
位置は大体頬骨の内側辺りです。
この空洞は穴の入り口が上を向いているので
通常は水が入ることがありませんが、
波に巻かれて海中でグルングルン洗濯機の中状態になると
鼻から入った海水が侵入して行き、正常な姿勢になると
入ったままになってしまい抜けなくなってしまいます。
経験ある方は分かるかと思いますが頭が痛くなったり、
目の裏側が痛くなってきたり、耳が痛くなったりと
サーフィン中も気持ちを削がれるようなことが起きてきます。
この水を入ったままにしておくと海水内の細菌、
雑菌で炎症を起こし始め、急性副鼻腔炎になってしまい、
さらに水が抜けた後さらに炎症が続くと、
今度は膿が溜まり始め蓄のう症になってしまいます。
ちなみに蓄のう症と副鼻腔炎はほぼ同じものです。
慢性的な副鼻腔炎になるとなかなか治りにくいので
入ってしまった水は早急に抜くようにしてください。
入ってしまった水の抜き方
上顎洞の入り口は上を向いていますので引っくり返せば水が出てきます。
足の間から自分の後方を見るように頭を下にします。
この時点で鼻が詰まって行くような感覚があるかもしれません。
その位置で頭を傾けたり、ブルブルと振って頭を上げると
水が出てくると思います。
下を向いている時に口を大きく開けたり顎を動かすのも良いです。
何度か繰り返して完全に水が抜けるまで行ってください。
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症状の緩和には頬骨プッシュ！
後鼻漏という鼻から喉の方に鼻水や膿が流れて行くような症状が
既にある場合は軽い副鼻腔炎になっている可能性があります。
鼻水や膿がたまっている感覚があったり
鼻が詰まっていたりするなら早めに病院へ行くのが良いですが、
自分でも一時的に症状を緩和させることができます。
小鼻のすぐ横、少しくぼんだところを強めに押して
頬骨を左右に開くような動きを優しくしてみてください。
溜まった鼻水などが流れて行く感覚があれば頬骨プッシュが効いています。
人間の頭はひとつの骨ではなく複数の骨の集合体で出来ていますので、
上顎洞を形成している骨を開くことで溜まった鼻水膿などを
排出しやすくするというわけです。
ただ骨格にも個人差がありますので効果が
それほど無い方もいるかもしれませんので、そういった場合は
いち早く病院へ行ってくださいね。
また頬骨の歪みが元をたどれば足首の硬さ、
腰回りの骨盤の歪みからきているという説もあるようなので
以前に書いた仙腸関節周りのストレッチも
予防の意味で行うと良いかもしれません。
これからの台風シーズン水が溜まるのが嫌でサイズアップした波に
躊躇していた方も水抜きを実践してガンガン突っ込んで行ってください！
サーフィンの動きに腰の柔軟性は欠かせませんので
まだこのストレッチを実践したことが無い方はこちらの記事で
実践してみてください↓
