サーフィンを始めると人に教えてもらったり、とにかく海に通ったり、
教本などを読み漁ったりと様々なアプローチで上達を目指しますが
意外と好きなサーファーの真似をするというのを言う方は少ないかもしれません。
野球やサッカー、バスケットなども同じでまずは自分の好きなスタイルで
プレーをしている選手を見つけてその真似をするというのはとても良い
イメージトレーニングになります。例え背格好や運動能力が
違っていても真似をしようとすることで段々と自分の中でその動きが
再構築されて自分の物になっていきます。
そんなわけで今回は僕が大好きなサーファーを1人ご紹介いたします!
アフロヘアの野生児サーファー
たぶんこのタイトルを見ただけで昔のサーファーに詳しい方は
分かってしまうと思います。
僕の大好きなサーファー、ラリーバートルマン。
70年代サーフィンの世界に革命を起こしたスーパースターです。
まずは細かいことは言わずラリーのサーフィンをご覧ください。
Sea Movies - Larry Bertlemann 16mm Shredding
僕がはじめてラリーを知ったのは
ビンテージボードに興味を持ったのがきっかけでした。
ビンテージボードの中でもスティンガーと呼ばれる板の中央より少し
後ろのレールにウイングのついた独特の形に心惹かれ、当時の人は
どうやってこのボードに乗っていたのかと調べていったところ
ラリーに行きついたというわけです(というかすぐ出てきました笑)
とにかく自分のスタイルをみつける
ラリーのサーフィンを見るとわかると思いますが、スタンスもガニ股気味ですし
テイクオフの直後ちょっと不安定な場面があったりと何だかスマートさには
かけますよね?笑 昨今流行りの波をたしなめてまるで合気道の有段者の
様なサーフィンとは完全に逆のスタイルです。
スケートボードの様なクイックな動きを初めてサーフィンで体現したのが
このラリーバートルマンだと言われています。
でもスタイルこそスマートでは無いですがなんだかずっと楽しそうに波に
アプローチしていますし何よりその身のこなしとダイナミックな動きに
僕は完全にノックアウトされてしまったんです。
『レギュラースタンスで波のトップにアプローチして板を返す時はバックサイドになるだろ?その時にもっとパワフルにアプローチしたくてスイッチスタンスを
自然にやるようになったんだよ』なんて事を平然と言ってしまうところにも
もう痺れまくりました笑
この言葉からも何となく分かる様にラリーはサーフィンを教わったことは無いそうです。
守破離
スタイルを重視するのはサーフィンでは大切なことかもしれませんが、
それにはやはり基本がある程度体現できていなくては話になりません。
ラリーみたいなサーファーは幼いころからサーフィンをしていくうちに
その基本を勝手に身に着け、そこからスタイルを確立していったんでしょう。
まず僕のような遅咲きサーファーは基本を忠実に体得して、
そこから憧れのサーファーへほんの少しづつでも近づく
努力が必要なんだと思います。
そう思い始めてからはラリーもやっていたスケボーにも手を染め、
まぁアフロにはしませんが笑 身体を鍛えてみたりと
サーフィンのレベルアップにはどん欲になってきたと思います。
皆さんも何かのきっかけで お、この人何だかカッコいい!!
そう思うサーファーがいたらその人の事を調べ、サーフィンを真似してみるのも
上達に一役かうと思います☆