サーフィンときどき徒然日記

全てのパーリングピープルへ!35歳からサーフィンにどっぷりハマって得たものをつらつらと綴っています。

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【ウッドサーフボード製作から考える】レールの種類とその性格

台風13号のうねりは皆さん堪能できましたか??

今日は夕方仲間と湘南へ行きましたがいつもの鵠沼エリアは

地獄のダンパー祭りでしたので、さっさと江ノ島水族館側へ避難。

結果日没近くまで良い波を堪能できました。

いつもはビンテージショートボードですが今日は比較的新しい

ロングボードで入りました。

ラシックスタイルですがパフォーマンス系のボードでロングにしては

板の半分から後ろがやや薄くレールがセットしやすいのでターンが

軽く回ってくれます。ボードセンター辺りは浮力を持たせてレールが

ややボキシーでテイクオフはとても楽です。

ウッドボードを作り出してからボードの、特にレールの形状については

だいぶ色々調べて機会があれば乗ってみて下手なりに

感じ取ってきました。

何せ一回削ってしまったら修正がなかなか難しいので笑

イギリス発祥の世界で1番ユニークなテント!

これが大体シェイプし終わった自家製ウッドボードのノーズ辺りです。

ノーズ側はターン時にほぼ機能しないのでレールは50/50でできるだけ薄く

作ってみました。50/50というのはフィフティフィフティと呼びます。

デッキ側とボトム側の曲線がほぼ同じカーブを描いてレールのほぼ中央で

合わさるデザインです。自分のボードの事はまたの機会に詳しく書きますが

ウッドボードを作りながら何となく理解したレールの種類とその性格、

そしてそれを理解した上での乗り方をご紹介いたします。

レールはざっくり3種類

まずは絵心ゼロのイラスト画像をご覧ください。

f:id:Freedomman:20180807231000j:plain

いやもう本当にひどい。。ですがご勘弁を。

主にレールはこの3種類に分類されて、後はボード自体のボリュームの

関係でこれが薄くなったり厚くなったりというのが基本形です。

ローレール(テーパーレール)

3種類の中でデッキ側ボトム側の交点が一番水面に近く尖っているので、

波の面に食い込ますのが楽、すなわち踏んだ瞬間にレールがセットされるので

ボードの反応が速いです。

なので瞬間的な動きが必要な掘れた波に向いています。

脚力が無い人でも楽にレールがセットできるのでコントロール性も良いです。

ただし反発力が弱いので加速力に乏しい場合があります。

ピンポン玉を水に沈めた時、沈めて手を離すと勢いよく水面に

飛び出してくると思います。これがサーフボード加速の原理です。

水中にスッと入る尖ったピンポン玉だったら、水中に楽に入ってしまうので

その分反発力は蓄えられず、同じように水面に飛び出してもその力は

丸には劣るという事です。

ボキシー

ミディアムは後回しにして次はボキシーレール。クラシックスタイルの

ロングボードなどにもよく見られ浮力が大きいレールです。

3種類の中では曲線が一番丸に近いので反発力が強く、

しっかり踏み込んでレールを水中にセットできた場合は爆発的に

加速します。ただし反発が強く尖ってもいないのでコントロールが難しいです。

ボキシーレールのボードはレール全てがボキシーではなく、

板の後ろ側半分にかけて薄く仕上げてあり、テール側は薄い

テーパーなどになっているものが多く、そうすることでターンの性能を

上げているように思います。

こういった特性なので掘れた波速い波は苦手です。

厚めで程よくサイズのあるメローな波を優雅にクルーズするには

最高のレールと言えます。

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ミディアム

ミディアムレールはテーパーとボキシーの中間なので

オールラウンドに使えるレールです。

僕の持っているビンテージボードのほとんどがこのミディアムですが、

デッキ側とボトム側の交点を微妙に変えることで性格付けをしています。

例えば交点をテーパーに近づけていけば、レールをセットしやすくなり

反応が早くなっていきます。逆にボキシーに近づけると浮力がアップし

クルーズ向けの性格になります。さらにアッパーレールと言って

交点がデッキ側に近づくようなすり鉢型に近づくと、レールがセットされるまでの

間にボードがスライドしていくような独特のドライブ感が出るようになります。

これはハルボトムとよく組み合わされるレールでこの感覚を友人たちとは、

ヌルヌル動くとかいう表現をしています。とにかく独特です。

ビンテージボードはボキシー気味のミディアムが多く、浮力を

持たせるためにボード全体が分厚く重いので、レールをセットするのが

とにかく大変です。慣れないとすぐはじかれてひっくり返ってしまいます。

性格を知って最大限の機能を引き出す

ウッドボードを製作するにあたって何となくレールの種類による

性格を知ったわけなんですが、そこから思った事は

そのサーフボードにはそのサーフボードに

あった乗り方があるという事です。

もし何も知らずに買ってしまったボードがボキシー気味のボードだったら、

おそらく掘れた速い波は全く楽しめないでしょう。

逆にローテーパーの板ではトロトロのメローな波は気持ちよく

乗ることができません。

なんとか乗りこなす、これはビギナーや初心者にはとても難しく

もしかしたら特性を熟知している上級者だって気持ちよく乗りこなすのは

難しいかもしれません。

ボードとその日の波に合わせたサーフィンの仕方を考える事も

サーフィン上達にはとても重要な事だと思います。

 

ちなみに僕のウッドボードは半分から後ろは薄めのミディアムで

後半は50/50でできるだけ薄く削りました。

ウッドボードなので端から掘れた波にチャレンジすることは無いと思うので

クルーズが気持ちよく出来て少しターンも出来たらなと思いそうしてみました。

どんな乗り味を発揮してくれるか今から楽しみです☆

 

 木製サーフボード製作に興味ある方は

是非こちらの記事をチェックしてみてください↓

www.2befreedom.com

 

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