こないだの日曜日、お台場で開催されたフォルクスワーゲンの
イベントへ参加してきました。
友人がビートル乗りなので便乗しての初見学。
今も昔もサーファーに大人気のフォルクスワーゲンですが旧い車故に
故障などが不安で手が出しにくく、意外とその素性を詳しく知っている
サーファーは少ないかもしれません。
かくいう僕は初めて買った車が1975年式のビートルで、その後も
多種多様の旧車に乗ってきましたので今回は
これ知っていればフォルクスワーゲンを語れる というところを掻い摘んで
書こうと思います。
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誕生には戦争が関係している?
フォルクスワーゲンは元々軍事目的でそのベースは開発されています。
かの独裁者アドルフヒットラーが砂漠からも無事に帰ってこれる様な
タフな車を作れ!との指令をくだし生まれたのがビートル。
ですのでビートルを筆頭とする旧いフォルクスワーゲンはエンジンの冷却を
空気で行う空冷エンジンを搭載しています。
砂漠で水冷エンジンの場合、冷却水系統でトラブルが起きた場合無事に帰って
これなくなりますからね。。。ですので強制空冷といってエンジンを
空気とエンジンオイルで冷やしています。
素性が物語る様に基本的な機関は相当にタフです。
多彩なボディタイプ
旧型の空冷エンジンモデルはビートルを筆頭に3タイプ存在します。
まずは一番有名なビートル、通称タイプワン
写真はコンバーチブルモデルです。
次に写真奥の
箱形のバスと言われるモデル、通称タイプ2 年式によって顔つきが変わり
窓の数も変わります。
そして手前にいるのがセダンやスクエアバックなど多彩なボディタイプがある
通称タイプ3です。
あとはスポーツタイプ的な位置づけでカルマンギアがあります。
こちらはビートルとコンポーネンツはほとんど同じですがボディを
イタリアのギア社がデザインしてドイツのカルマン社がボディを手掛けた
合作車体。当時はこういった合作の車体はチラホラいて特にヨーロッパ地方には
多かった様です。
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気になる故障や維持は??
旧い車ですのでメンテナンスを怠ったり、あまり大切にされていない個体は
確かによく壊れます。
しかしちゃんと直すとその後は滅多に壊れません。
修理のためのパーツも物凄く豊富で下手な日本の旧車に乗る方が
余程苦労します。パーツが無くて治らないという事はまずありません。
そして消耗品は本当に安いです。
最盛期で世界13か国に生産工場があったそうなので全世界中に今なお多くの
車体が生き残っているので部品が多く安いのはそのせいでしょう。
燃費も丁寧な運転だととてもよく、僕の知り合いのビートルで
リッター15キロは走ります。
売る時も損しないかも??
最近フォルクスワーゲンから発表されましたがフラッグシップであった
ビートルを生産終了との告知。昨今のクラシックカーは空前の高騰を見せていて
そのあおりか旧いフォルクスワーゲンもメキメキ値段が上がってきています。
ですので良い車体を今のうちに手に入れられれば、何年後かに損をしない
価格で売れる可能性があります。
新車で買って数年で激しく値落ちしてしまう国産車に乗るより、そういった
意味でも旧いフォルクスワーゲンは魅力的な車だと言えると思います。
シンプルでタフな車である部分が、どこかサーファーのライフスタイルに
馴染みやすいのも人気がある理由かもしれませんね。
是非興味のある方は勇気を出して乗ってみてください☆
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